世界で一番長い首都名のようです。
これは小学校低学年でタイ人の方は教えられるそうで、
現地では簡単に、"クルンテープマハーナコーン"と略して呼んでいる
と、ガイドブックに書いていました。
"クルンテープマハーナコーン(偉大な天使の都)"・・・
「それでも長いでしょっ!!呪文唱えてる間にやられるからっ!!」
というわけで、旅の続きへ戻りましょう。
20時30分。
ムーンホテルの99%水のはず!な飲み物を半分飲んで、
いよいよ本日のメインイベント、世界的な歓楽街パッポン通りへ向かいます。
(私の目的はその隣の通りのタニヤ通りですが、、)
→ シングルジャーニートークン、ゲット!!
どこの国を旅をしたときか忘れましたけど、
改札機でこういった丸い形のトークンを買って、改札にかざすと通れる仕組みになっています。
まぁ、日本でいう"Suica"や"Pasmo"と原理は同じですね。
改札を出るときは、貯金箱みたいな穴が改札機についているので、そこにトークンを入れるとストッパーが開き出ることができます。
→ これは入口。足早に撮ったのでちょっとブレ気味ですね、、
ルンピニー駅からシーロム駅までは1駅。
ムーンホテルへ向かうときは、サバーンタクシン駅からBTS(モノレール)でシーロム駅まで行って、
本当はさらに地下鉄へ乗り換えルンピニー駅へ行くこともできたんですけど、お金はないけど時間はあるということで30分くらいかけて歩いたんですね。
パッポン通りがあるのはシーロム駅界隈。
同じ道を徒歩でまた戻るのもちょっと気が引けたので、1駅ながら地下鉄を使いました。
→ これで地理感わかります。赤線がモノレール、青線が地下鉄。画面左下にサバーンタクシンがあって、赤線に沿って上昇すると、3駅目にサラディーン駅。サラディーン駅とシーロム駅は地上と地下で繋がっているので館内で乗り換えできます。さらにシーロム駅から東へ一駅行くとルンピニー駅。
これからこの地図はたくさん出てきますが、だいたい地理感を掴んで頂けるともっと私に近い旅の感覚を味わえると思います。
ちゃり〜〜〜ん。
トークンをガイドブックで見たように、穴に入れ無事出ることが出来ました。
む〜〜〜ん。
「あちっ。何だ、この熱気は。」
車がばんばん走り、その脇では屋台や生活雑貨屋が並んでいます。
→ で、でたーーー!!
片道三車線の道路を何事もないように横切るタイ人。
しかも縦隊。
私も続けとばかりにのろ〜りと、一人縦断を行います。
全然大丈夫ですっ!
タイでは武田鉄矢のプロポーズは通じないでしょう。
車が避けますから。
→ 営業許可なんてあってないようなものですよ。絶対。一時撤退してもしばらくするとまた復活してるお店が五万とあるらしいです。
上の写真、みなさんカメラから目線を外していますね。
撮っても警察に通報しないですし、通報したところでまたちゃっかり復活しちゃうんですもんね。
そんなタイの気風が私は好きです。
あ、臭いのレポートも最近していませんでしたね。
臭い。タイの臭いはさまざまで土地土地で異なるみたいです。
台湾のように飛行機の中からパクチー臭くはありません。
・・・が、おそらくこれは熱気のせいでしょう。
日本にいたら生ゴミ臭いと思う臭いがタイではふつうで、逆に「うまそー」なんて感じられたりするわけです。
だからって、すべてが臭いわけではないですよ。
無臭ってことはないですけど、何故だかほのかにオリエンタルな柑橘系の香りがたまにするのが不思議でまた心地よいんですよね。
→ パッポン通りからちょっと路地へ入ると、、
記事トップの写真がパッポン通りです。
シーロム駅の2番出口から徒歩10分くらいで着きます。
「ほぅ。これが世界のパッポン通りかぁ。」
と感心していると、どこからともなくフレンドリーなタイ人登場。
「ヘロー、ヘロー、いいお店紹介するよ〜」
でたっ!!お昼の観光局手先たちと同じ雰囲気出てるぞ!
「I'm just looking.」
「どこからきた?いつきた?名前は?仕事か?彼女はいるのか?、、」
ときて、今日4人目の自己紹介を一通り聞きます。
しゃべったら負け。お昼に覚えた教訓。
しかし、こちらもついつい興味本意でいろいろ答えていろいろ質問しいろいろ困らせます。
まぁ、勧誘のおっちゃん達ですよね。キャバクラのボーイみたいな感じですよ。
彼らもある程度縄張りがあるようで、一つ路地を曲がればほとんど着いてこないようです。
ただ、ひとりだけしつこいタイ人がいましたね。
「そこはヤクザがやってる店」とか「ここから先はかわいい子いない」とか本人にとってはおそらくかなり親切にいろいろ教えてくれます。
「OK. I'll come back and go to your recommend bar, walking around this area and being nothing bar sounds good. What's your name??」
「ヤナーン。わかりました。ご主人様。」
「じゃっ。」
巻きましたぜ。けっけっけ。
勧誘、私の方が向いているかもしれませんね。
→ タニヤ通り。
タニヤ通りはパッポン通りの手前にあって、今日はこの通りにある"クラブ純"を訪れます。
おいしいものはあとあと。
パッポン通りの観光兼偵察?を終え、タニヤ通りへ向かいます。
タニヤ通りは日本人客がほとんどで日本の高級クラブとシステムは同じです。
"クラブ純"は飲み放題444B(= 1,200円)とこの界隈で一番安く人気店のよう。
写真では少しわかりづらいですが、通りの横にはおねえちゃんがたくさん並んでいて、勧誘をしてるわけですね。
(おねえちゃんは全然しつこくないですよ)
"クラブ純"の前で、
「おにさん、安いですよ。飲み放題ね。女の子たくさん。」
とメニューを逆さにもって女の子が声をかけてきたので、
「いいよぉ。じゃあ、行く。」
と即決。
メニュー逆さで一生懸命に日本語話されたら誰でも行っちゃうでしょ。
エレベーターへ案内されると、路上にいた女の子が我先にと中へ。
そして、たくさん話かけられます。
ち〜〜〜ん。
"クラブ純"がある階へ着き、中へ入るとがらがら。
「まだお客さん、いないのね」と納得はしていたんですがキャストもママらしき人だけ。
「・・・」
応接間(といってもパーティー用の席)の椅子に一緒にエレベーターに乗ってきた子も座り、
「こんなたくさんは相手にできないよ?」とか思っていると、
さらに女の子がたくさん席に着きます。
っっ!!わかった!!そゆことね!女の子は外で勧誘もやるからお客さんが来たら、指名のために全員上がってくるんだ!
「どの子にしますか?」と日本語が上手なママ。
「じゃあ・・・」と即決すると後から来た子に申し訳ないので考えるふりをして、
最初から決まっていた"メニュー逆さな子"を選びます。
名前はペンさん。PANと書いて"ペン"って読むようです。
「それは興味深いですねぇ。英語だとパンですよね?この前台湾に行って〜」から始まり、英語と北京語とタイ語と日本語の発音の違いについて話が発展。
「タイ人は"L"を発音できないようで、"N"の発音になるんです。」
「ほう、なるほど。イサーンとかクンとかフアランポーンとかサートーンとか、"n"が付く単語が多いですよね。」
「そうなんです!タイ語しゃべれるんですか??」
「一週間前に始めたばかりですけど。。」
それから、話は盛り上がりタイで流行っている音楽の話や日本とタイの地理上の違いから起きる歴史の話、バイクのひったくりが多発している話などなど、比較的知的な?話を英語をベースにタイ語とジャスチャーを織り交ぜながら話がどんどん盛り上がります。
「そろそろ時間ですけど、この後どうしますか?」
「じゃあ、お腹すいたので一緒にご飯食べてきます。」
この間の不況で、ついに"クラブ純"も値上がりしたようで(といってもこの界隈の相場程度)、
ママに飲み放題料600Bとアフター料880B、計1,440B(= 3,000円)を払って店を後にします。
→ またまた食べかけの写真ですみません。。足が少したりませんけど何か??
「何が食べたい?」
「本場のタイ料理。」
"クラブ純"の近くのなかなか高級そうなお店に入ることにします。
上の写真がプーパッポンカレーです。
タイの料理名は調理方と素材から出来ています。
「プー:蟹」、「パッ:炒める」、「ポン:忘れた、、」
例えば、有名なトム・ヤム・クン。
「トム:煮る」、「ヤム:酸っぱい」、「クン:エビ」
単語を知っていればだいたいどんな料理か想像できるところがいいですね。
→ トム・カー・ガイ
酸味がきいていて辛くなくマイルドなトム・カー・ガイ。
「ガイ:鶏」の「カー:ココナッツミルク」、「トム:煮る(スープ)」。
これはうまいですよ。タイ料理って辛いっていうイメージでしたけど実は酸っぱいが近いんでは?と思いました。
結局、このお店でも2時間くらいペンさんと話をし、上に書いてあるような食事の名前の事や出身のチェンマイの情勢の事、国境がある事などなど楽しい時間を過ごしました。
やっぱり語学は現地の異性に習うのが一番!!
→ ベットに倒れる瞬間。
24時15分。
帰宅。
長い一日が終了です。今日は7人のタイ男に絡まれましたけど、おかげで英語のスキルが上がったような気がしました。
そして、ワット・アルンも遠目ですが見れましたし、ペンさんにもたくさんタイのこと教えて貰え、なかなかいい初日だったと思います。
次回は、世界遺産アユタヤから。
お楽しみに〜。
サワディーカップ!
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