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【NO.73】爽快!マレー鉄道日記 (2010) ☆☆ - 第十四話 -

大人気サイト「台湾トコトコ日記」のフェードアウト的終了から3年。ついに第二弾が開幕!なんとこの間、台湾人の妻と結婚し、旅もよりディープ?な方へ。このブログでは、台湾やアジア諸国の情報に加え、マイレージの貯め方やポイントサイトの利用方法など、日本人夫と台湾人妻が実践している日常生活の知恵なども綴っていきます。夫婦共々どうぞよろしくお願いします(^- ^ )

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  •  投稿日:2025-07-20
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【NO.73】爽快!マレー鉄道日記 (2010) ☆☆ - 第十四話 -



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【7日目:タイのとある町 ⇒ クアラ・ブス(マレーシア東海岸)、3月22日(月)】

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暗闇の中、蛍光灯一本の屋根の下にいたタイ人の男に連れられ国境を越え、

半信半疑でようやくたどり着いたのがここ泰馬旅社。

シャワー、テレビ、バスタオル付きのこれまでで何だかんだで一番安くていい部屋に感激しながら、

5時のバスに乗り遅れないように就寝しようとしゴキブリと対面したのが23時30分。

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【旅のルート】

 ⇒ 画面左上の赤丸がハジャイ。そこから東に延びる黒の線がタイ国鉄。今日は画面右上の赤丸クアラ・ブスまで進みます。

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結局、電気を消すとゴキブリがごそごそ音を立てるのが恐ろしくて、

電気を着けたままベッドの上で横になり、レム睡眠状態の極めて覚醒気味の波形モードで過ごします。

バスは5時。ここでバスが行ってしまったなんてことはもうあり得ません。

(少なくとも言葉が通じれば別なのですが、、)

早朝3時30分。仕度を始め泰馬旅社を出ようとしたのが4時。

「あれ??フロント真っ暗だし、入口も開いてないぞ??」

どうしてこうもピンチが続くんだろ。。

とにかくここから出ないとバスに乗れないので一生懸命他の出口を探します。


 ⇒ 見つけました!裏口は閉まっていたのですがこの隙間から抜けました。


「そういえば部屋のカギはどうしよう?」

まだバスが来るまで時間がありホテルの管理人がそのうち起きて来てくれるだろうと思い

言われた場所でバスを待ちます。


 ⇒ ここが言われたバスが停まる場所。そうです。安宿の前です。怪しい。。


5時15分を過ぎてもバスは来ません。

真っ暗でタイのどのあたりの何という町にいるかもわからない状況でふわ〜っとしながらとにかく待ちます。

寝ていないのと気を張っていないという葛藤でだんだんハイになってきました。

「それにしてもバス遅いなぁ。」

何せ言葉が通じないので昨日の夜の会話は実は解釈を間違えていたのでは?と不安がよぎり

安宿の入口の柵を揺らし軽く音を立ててみようとしたら思いのほか轟音が鳴り、

中からタイ人の管理人が現れます。

「ソリー、ソリー、、」

「キー」

鍵を渡し、「ファイブオクロック??」と指を5本開き伝わらない英語を聞くと頷き部屋へ帰っていく管理人。

すまんね。管理人さん。激しく起こしてしまい。。


 ⇒ 引き続き安宿の前のイスに座ってバスを待ち続けます。


 ⇒ 早朝5時30分のタイのとある町。


5時45分。

「これは行っちゃったのではないか?いやでもこれだけ待って来ないということはバス停がここではないのでは?」

自問自答しながら時折聞こえてくる車の音に耳を向けながら待ちます。

「だいたいこんな安宿の前にバスが停まるだろうか?」

足を蚊にさされ始め、「やばいぞ!!東南アジアの蚊は手遅れになると死ぬし!」

ここまでの旅の中で[蚊にさされたら病院へいきましょう]ポスターをたくさん見て来た私は

びびりまくりで常備薬のムヒを患部に塗ったくり赤みが引くのを祈ります。

(今生きているということは何とか大丈夫だったということですね)


 ⇒ バス停がここではない!と判断し町をウロついていたらセブン-イレブンを発見!!


中学生らしき店員さん(東南アジアは低学年の学生もオールナイト働けるようです)に英語で話しかけてみます。

「ハジャイ行きのバスはいつ頃どこに来るの?」

「5時にここの前だよ。」

「5時にここの前ね?ホントに5時にここの前ね?」

「そうですよ。」

中学生のまだあどけない少女は笑顔で答えてくれます。

さすがほほ笑みの国タイ。ハイな気分が別の種類のハイな気分で満たされそうになります。


 ⇒ セブンの前で待っていると写真?のら犬に吠えながら疾走。(何回かシャッターを押したのですが犬の勢いが激しくてすべてブレました。。)


 ⇒ セブンの前で待っていると写真?6時。朝市の準備のおばちゃんがバイクで登場。


そういえばもう6時。

ここで実は気付いたんですね。マレーシアとタイは時差が1時間あることを。

やられましたね。どおりで安宿の管理人も起きていなかったし当然バスも来なかった訳ですね。


 ⇒ セブンの前で待っていると写真?6時15分。さらにおばちゃんたちが増えてきます。


「すいませーん。バス来ないんですけどー。」

「あれ?おかしいねー。」

「ここに5時に来るんですよね?」

「そう。」といい、セブンの外まで出て来てくれる少女。

「あそこに電話ボックスがあるでしょ?そこよ。」

え?セブンの前じゃないのかよ!?と思いつつ、200m先にみえる電話ボックスまで行ってみます。

すると、少女が遠くから何かを叫びながら「もっとあっちよ!」といった感じのジェスチャーをしながら近づいてきます。

どゆこと?電話ボックスってさっき言ったよね?と思いながら少女についていくと、

【バス発見!!】


早朝6時45分。

長〜〜〜〜い一日が終わりました。

少女に何度も「コップンカァーップ、コップンカァーップ」と言って別れ、バスへ乗り込みました。

それにしても最初は安宿の前に5時、次にセブンの前に5時。

結局、5時45分にバスは出発しました。

ということはマレーシア時間で4時(タイ時間で3時)から待っていたわけですから、

2時間45分異国の早朝をぷらぷらしていたわけですね。

変なテンションでしたけれどいい思い出です。


 ⇒ あじあ〜んな1シーン。タイに来るとよくみかける乗合バスと荷台に普通に乗っている市民たち。


 ⇒ ついに着きました!マレー鉄道西海岸線の(最終)駅ハジャイ駅です。


本当は6日目のペナン島のペナンヒルでケーブルカーが延長工事でなければインド人に出会っておらず、

予定どおりバタワースからマレー鉄道に乗れ余裕しゃくしゃくでタイの終着駅ハジャイまで来れたはずだったのに。

そんなハジャイ駅へ予定がない予定から1日遅れて到着です。

駅前でリンギットを一部バーツに変え、円/シンガポールドル/リンギット/バーツとちょっと国際人じゃね?とうれしくなります。

お金で物を買うというしくみ、またいつか話したいと思いますがとても興味深いです。


 ⇒ 半年ぶりのタイ国鉄の駅です。タイはシンガポールはもちろんマレーシアより物価が安くて助かります。


 ⇒ 約12時間ぶりの食事です。ジュースを選ぶと氷が入った袋に入れてくる形式です。アジアではよくある光景です。氷がお腹にあたる時があるので注意しましょう。


 ⇒ タイ国鉄の中?


 ⇒ タイ国鉄の中?今日も窓全開です。


 ⇒ タイ国鉄の中?この路線は国境に近いのでイスラム教徒もいます。


 ⇒ タイ国鉄の中?西海岸から東海岸へ抜ける路線。山の中を抜けていくので景色はまったく変わりません。


 ⇒ タイ国鉄の中?


 ⇒ 12時40分。目的地タイの東海岸のスンガイ・コロク駅に到着。


 ⇒ 線路に降りて線路沿いに歩きそのまま金網を越えて降車。駅舎はないのか。。


金網を越えると、モーターサイのおじさんたちがたくさんいました。

国境までの行き方がわからなかったので、おじさんと交渉して30バーツ(80円)で乗せてもらいました。

あの夜中の国境越え以来、モーターサイの後ろに乗ることに全く抵抗が無くなっていましたね。


 ⇒ タイ側の国境です。


ここではパスポートの履歴にトラブルがあったのかちょっと待たされましたね。

「カメラに顔を近づけて下さい。」

「近づけ過ぎです。もう少し離れて下さい。」

「あ、すみません。」

顔写真はパソコンで照合出来たようですが、履歴にトラブルがあったらしく、

複数の係官が集まってきてタイ語で討議が始まりました。

「何かありました?」

「うん。たぶん問題ないと思うから少し待っててくれ。」

結局通過できたのですが、一体あれは何だったのでしょうか。

自分の中ではシンガポールからマレーシアの国境を渡るときに写真を撮って激怒されたあの係官が何か面倒なことを履歴に残したなと今でも思っています。


 ⇒ タイの国境を越え、橋を渡ればマレーシアの国境はすぐそこです。係官がいないか確認して記念写真。


 ⇒ 再びマレーシア入国!と思いきや辺りには何もありませんでした。


 ⇒ しばらく歩くとスーパー発見!


スーパーの手前にいたおじさんにバス停の場所を聞くと、

「うしろに乗れよ!」

とお間に5才くらいの子供を乗せモーターサイの後ろに乗せてくれました。

モーターサイ、最高です!!

200mという短い距離なのに親切なおじさん!どうもありがとう!


この後、東海岸に浮かぶ孤島クチル島へ行くことに決めます。

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では、次回もお楽しみに。

HAVE A NICE DAY!!



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