【NO.45】もっと！台湾トコトコ日記　（2009） = 第捌話 =

18時5分。

山奥にある行義路温泉からバスと電車を乗り継いで約2時間。

ようやく淡水線の剣潭駅まで戻ってきました。

ここまで来ればもう安心。

以前にも紹介しましたが、台北は台北駅を中心に東西南北にそれぞれ地下鉄が走っています。

ですから、地下鉄にさえ辿り着ければ"おおしろ"の最寄り駅である台北駅には必ず帰ることができます。

ちなみに、台北駅は空港行きのエアポートバスの発着所や地下にはショッピングモール、

周りには安宿や中級ホテルがあるのでたいていの旅行者は訪れることになる場所だと思います。

　←　あいや〜！こんなゲーム屋もあったのかー！！


そう。剣潭駅には台湾最大の夜市、士林夜市があります。

前回間違えて士林駅で降りてしまったことが記憶に新しいですが、

今回はばっちり剣潭駅で下車して、士林夜市を堪能することができました。

（あ、士林駅で下車しても行けますがちょっと歩きます。剣潭駅なら目の前ですよ。）

士林夜市は屋根付きの一層建てで、その中に所狭しと屋台が並んでいます。

今回は建物の前に、射的やピンボール、ストラックアウトといった

日本でもお祭りのときによく見かけるようなゲーム屋さんがたくさん出ていました。

どうやら前回は遅い時間だったせいか既に撤退していたようですね。。


　←　うまそー！！


この日もたくさんの観光客と地元の方で賑わっていました。

屋台が多すぎてどれにしようか悩みます。

だいたい3周くらいですかね？

ぐるーっと回ってようやく目ぼしい一品を見つけます。


　← 2週目、、蒙古拷問肉？？


　←　これにしましたっ！


蚵仔煎（オーアーチェン）。

牡蠣が入った卵焼きといったところでしょうか。

台湾の屋台ではＢ級グルメとして代表的な食べ物だと思います。

赤い物体はすっごく辛そうですが、食べてみるとぜんぜん辛くなくむしろ甘かったです。。

いちよう甘辛ダレということになっているらしいですけれど。

「請給我這個（これくだせー）」

その場ですぐに調理してくれて、ホクホクの牡蠣と卵を食べることができます。

おいしかったー。ビールのつまみに合いますね。


　←　カエルジュース？！


この蛙のマークのお店。

台湾ではよく見かけ気になってはいたのですが、蛙が入っていたらちょっと勇気がいるなとしばらく躊躇していました。

ところが、今日は何だかテンションが高く例え蛙が入っていてもイケる気分だったので試しに買ってみました。

で、お味は？？

激ウマでしたっ！！！

いくつかメニューがあるのですが、私が注文したものはレモンをベースにぷるぷるの寒天のようなものが入っていました。

ぷるぷる好きにはたまらない一品。

それでいて、レモンでサッパリ。

もちろん、リアルな蛙は入ってませんでしたよ。

寒天に蛙エキスが入ってたりして？？

気にしない、気にしない。。


　←　もうゴールはそこ！これでも誰も何も言いません。。


この日はサウナで水分を放出してしまったせいか無性に水分が欲しかったですね。

蛙ジュースだけでは満足できず新たなゲテ？ドリンクを探す旅に出ます。

「おっ！これにしよっ！」

木瓜牛奶（ﾑｰｸﾜﾆｮｰﾅｲ）。

漢字の魔力です。何となくこの漢字のイメージが気になりました。

意味はわかっていたんですが、やっぱり気になったので購入。

「うん。パパイヤジュースだ。」

思っていたよりあっさりしていて美味しかったですよ。


　←　ヒゲとパパイヤジュース


お腹がいっぱいになったので、建物から飛び出し剣潭駅付近を裏通りを中心に歩きます。

（裏通りといってもこの辺りはあやしい？店はないですからね。）

一般的に士林夜市というと先ほどの建物内を指すのですが、

建物を出て2分くらい歩くと今度は道沿いに屋台が並んでいます。

そしてそこから少し小道に入ると原宿や渋谷、上野を連想させるような洋服屋さんや化粧品屋さんなどがあり

どこも人、人、人で人渋滞が発生しています。

雰囲気はアメ横が一番近いと思います。


　←　多方面からバイクでがーーっとやってきます。


特に何が欲しいわけでもなく、街の雰囲気や人の熱気を感じながら歩くのは楽しいです。

「そういえば、オレ、腰痛いかも。」

「旅も3日目。思い返せば、初日からなかなか激しい旅だった。」

台北駅付近には結構マッサージ屋があるのは知っていたので、戻ってから行こうと思っていたのですが、

歩いていたらよさげなお店を発見！！

日本語でのアナウンスが店内から聞こえ、そのまま入店。


　←　飛来マッサージ店の入口


「いらしゃいませー。」

いくら払ったか忘れましたが（たしか1,000元くらい）、経験的に安いことは確かです。

あとはマッサージの質。

「"まのさーじおばさん"みたいな人だったらどうしよ？」

「ラムちゃんみたいな人でもいいけど効果がなぁ。」

とかぶつぶつ思いつついざ指定された席へ。

（そ！そういえば、あの"まのさーじ"の看板が取り外されていたんですっ！！）





なかなかキレイで席にはテレビまで付いていました！（北京語なのでよくわかりませんが、、）

まずは、足裏から。

マッサージクリームを塗ってもらいます。

地獄の1時間が始まったのはそこからです。

相当体も疲れていたせいか、ツボに入るごとに力まなくてはなりませんでした。

「痛（トン）、痛（トン）、痛（トン）」

と言ってもよかったのですが、Ｍっ気が強いもんですからいけるところまで耐えたくなります。


　←　地獄の住人だけれどいい人です。。


何とか地獄の審判に耐えた後は、2階で全身を受けます。

これは気持ちがよかった。

思わずオナラが出てしまうくらい気持ちよかったです。

気持ちよすぎてしばらく立てませんでした。。

終わって記念撮影にニコニコ応じてくれた地獄の住人チンさん。

また今度もよろしくお願いします。


　←　やっぱりピンクのネオンはいいですねぇ。


21時30分。

洗濯物を取り込みに、一旦"おおしろ"へ戻ったのですが、

まだまだ夜はこれから。

さらに一時間後には台北駅から北に3駅のところにある民権西路駅で降り、

パブストリートの今日の様子を見に行きました。

前回はその存在を調査することが目的だったので、そこまでの道に迷いましたが、

今回は裏道も使って最短距離で行くことができたと思います。

すると、未成年らしき地元の輩が屯していて、そこに警察が駈けつけ、何人か補導されている現場を目にしてしまいました！

自分は悪いことはしていないつもりだったのですが、

逮捕されたらこの後面倒なのでこの日はネオンだけ堪能し、その界隈を散策して"おおしろ"へ戻りました。


ビールとベビースターラーメンを買って戻ると、

新たに仲間が5人増えていました。（ドラクエみたいです）

そして、それぞれが過去の旅の話や台湾のよさを語っていると、いつの間にか4時に。。


いよいよ丸々一日を台湾で過ごせるのも明日一日。

さぁ、旅も終盤。

また次回をお楽しみに。

再会！再会！

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