ここはアジア。
時間にルーズなのは当たり前。
というわけで、今日は少し時間を遅くして訪れることにしてみます。
パブストリートは民権西路駅から歩いて15分〜20分。
駅から東に向かい、マッサージ店やカラオケ店、視聴KTVのある錦州街へ出て、
さらに林森北路を北へ向かうと雙城街夜市があり、そこからさらに北へ3つ目の交差点に出ると、ピンクのネオン街に出ます。
もちろん、時間はたっぷりあるので大通りは歩きません。
路地をくねくね迂回。
いろいろ発見して、台湾らしい夜を満喫します。
→ アジアな売り方に感激!!
このお店がある通りはほんと真っ暗で何もないんです。
それでも店構えは比較的しっかりしていて、おじさんも白衣着てるし、
「そこそこ売れてるんだろうな。」とか思って写真に収めます。
→ ファミリーマートでうまそうなものを発見!!
ファミリーマートは台湾にもたくさんあります。
ちなみに、北京語では、"全家"と書いてファミリーマートを意味します。
なるほど!北京語のこんなところに愛着を感じてしまいます。
そして、学生君が4人。
カウンター前にあったフローズンミキサー?の前でフローズンを作っていました。
おいしそうだったので、店員さんに「請給我這個(チンケイウォーツェーコ)」と伝えます。
→ うまーい!!まじうめー!!
若い女の店員さんは私が台湾人でないことを察してくれたようでフローズンを入れてくれました。
オレも自分で入れてみたかったのに、、
「謝謝你」といって12元(約40円)を払いお店を出ます。
本物のパイナップルから作りましたよ!みたいな酸っぱくてにわかに甘い味に、
フローズンのきめ細かな触感が絶妙にブレンドしていて堪らなくおいしかったです。
時計を見ると、すでに20時を回っていました。
パイナップルフローズンを買った全家の裏手はもうパブストリート。
トコトコトコ。
あれ??まだあんまり盛り上がってないぞ??
またこれから近辺を散策する気にはなれなかったので、
パブストリートのある名前が付いていないその交差点の角にあった椅子に座り、
ネオンが付くのを伺いながら通りを行き来する住民を観察します。
夜市が近いせいもあってか、バイクで買いに行って持ち帰りする人が多かったですね。
→ 出動!!
21時。
「おーーー!!10件くらいネオンが点いてきたーー!!キターーー!!」
「ゴートゥーヘブン!!」
こうもお店が並ぶとどこに入ればいいか悩みます。
ちなみに、パブストリートは前にも書いたとおり、アメリカンスタイルのパブで
1杯ごとに料金が発生するというところが日本のキャバクラとはちょっと違います。(女の子の飲み物はちょっと高めなので注意が必要)
あとは、お店にいる店員の小姐と話したりゲームをしたりして想い想いに過ごせます。(学生のアルバイトが多いようで英語がほとんど通じます。)
じゃ、ここにしよっかな。
客引きのために店先に座っていた40代くらいのおばちゃんA(お姉さん)に
「Can you speak English?」
と聞くと、「Yes, come in.」と急にハイテンションになり、さっと手を握られ店内に連れて行かれます。
飲み物を聞かれ、「What kind of drink do you have?」で返し、
飲みたいビールがなかったのでとりあえずバドワイザー(薄いんだよなぁ、味が。)を注文します。
「私のもおごって」と言われ、「なぜオーナーのあんたにおごらなきゃいけないんだ」と思いましたけど、
オーナーと仲良くなっておけば、と下心が現れついついokしてしまいました。
まぁ、待っていればそのうち若い小姐がくるだろと楽観視していたのですがなかなか来ません。
おばちゃんA(後に、桜[サクラ]という名であることが判明。おじいちゃんが付けてくれたんだって)と20分くらい話していると、
"ちろりろり〜〜ん"
入口の扉が開きます。
「お!来たかな?」と思っていると、
桜さんが高速な北京語を話しだし、入ってきた小姐(スーザン・チャン)に何やら説明しています。
てっきりスーザンさんと交代かなと思っていたんですけど、他に客がいないし雨も降ってきたせいか、桜さんもずっと席に付いていました。
席にいてくれるのはいいんだけれど、何が不満かって、「二人相手におごること」。
しかも残念ながら、どちらもすごくタイプってわけじゃなくてさ、、
でもせっかく付いてくれてるからねぇ、、
→ 250元(約700円)。ちょっと高目だけれど地元食に満足。
「ゴハン食べたいんだけど」というと、どこかの出前のメニューを持ってきてくれました。
これがすごくうれしかった。
そもそもパブストリートにきたのは、地元の小姐と仲良くなって北京語を習得するため。
北京語のメニューを一緒に見ながら、英語で一つずつ(全部で30品くらい)解説してもらいました。
そして、幸運なことに?出前が来たころに、アメリカ人が入店してきたので桜さんはそちらの応対に行って(くれました。)
「女の子?紹介?」
「オレは北京語を教えてほしいんだよ。」
と遠まわしに何回説明しても、私がターキーで酔っ払い始めたことをいいことに聞いてくるので正直嫌気がさしていました。(遠回しな英語の表現って日本人の感情を英語で表現する点で難しいんだよねぇ。。)
というわけで、このアメリカ人ジョニーには非常に感謝しています。
(サンキュ!ジョニー!)
→ 会話ブックを教科書に発音を中心に教えてもらいます。右上がお店の名刺です。
スーザンは30歳。
本当は20代の小姐がいいなって思ってお店に入りましたけど、
スーザンは本当に一生懸命教えてくれました。
英語で北京語の説明を受けて日本語で理解する。
日本語で理解するというより、感覚で理解するといった方が近いのかな。
そんなこんなでスーザンに2時間くらい北京語を教わり、
お別れに名刺をもらいます。
店名は、ハリウッド。北京語で書くと、"好萊塢"。
ほうほう。スーザンにこれがハリウッドという意味なのか聞くと、
そうじゃなくて当て字ということを教えてくれました。
英語や日本語など外国語の固有名詞を北京語にするときって、ほとんど当て字なんですって。
ちなみに、ちょっと違いますけれど、ジャッキー・チェンを北京語(広東語)で書くと、"成龍"です。
どうも中国系の人は、外国向けの自分の名前を持っているみたいですね。
NHK中国語講座のローラ・チャンもそうですし。
名前だけアメリカ人やイギリス人っぽく変える習慣があるみたいですね。
24時。
「今度いつ来てくれるの?」と桜さんの質問に、
「この前は3年前に台湾に来たから、次は3年後ですね。」と返答。
なぜか桜さん的にはヒットしたらしくずっと笑ってました。
スーザンは歩いて15分の駅まで送ってくれて、最後にハグをして北京語のお礼を言って別れました。
これで、今回の台湾も終わり。
そんなことを電車の中で考えていると、自然に涙が出てきました。
ありがとう。台湾のみなさん。
再見!再見!
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