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大人気サイト「台湾トコトコ日記」のフェードアウト的終了から3年。ついに第二弾が開幕!なんとこの間、台湾人の妻と結婚し、旅もよりディープ?な方へ。このブログでは、台湾やアジア諸国の情報に加え、マイレージの貯め方やポイントサイトの利用方法など、日本人夫と台湾人妻が実践している日常生活の知恵なども綴っていきます。夫婦共々どうぞよろしくお願いします(^- ^ )
【NO.28】ビートルズ、カタログリマスター記念☆☆ =第二話=
過去の関連記事はこちら↓↓
・ 第一話 : PLEASE PLEASE ME (ステレオ版)
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「連載が終わったら、一番よさそうなアルバムを買うよ。」
とは、店長Xのコメント。
ビートルズ関連の記事は今までいつだって書く気満々だったんですが、
書き出したらどんどんスパイラルにハマりそうで、
この連載を始める前も結構悩んでいたんですよね。
しかし蓋を開けてみると、前回の反応が結構好評のようで少しホッとしました。
(無論、おもしろみや魅力を感じない方もいらっしゃると思いますけど。)
今回の連載は、リマスターによって何が変わったかが主題。
ビートルズを語る上で、「時代」や「ファッション」、「カルチャー」、「思想」など
切り口がたくさんあり、それらが密に関わっている部分もあるので、
一概に"リマスターで〜"だけの話では留まらなくなってしまうかもしれませんが、
(好きな人の中では脱線は日常的なんですけどね、、)
気長に読んで頂けたらと思います。
※参考文献なしで、今までどこから得た知識か忘れましたけど、思い付いたことを書くというやり方で進めようと思います。
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第二回目は、セカンドアルバム「with the beatles (ステレオ版)」からお届けします。
発売は1963年11月ですから、前作のファーストアルバム「Please Please ME」から約8ヶ月後のリリースということになります。
当時の契約では、1年にアルバム2枚で、シングル5枚(だったかな?)のリリースが条件。
シングルはひとまず置いておいて、現在では一般的に1年に1枚アルバムが出れば「ばんざーい」的なところがあるので、
今から考えると驚異的なペースでのリリースですよね。
(こんな生活が1966年まで続くわけですが、、)
そして、レコーディングにかけた時間はというと、
前作デビューアルバムは市場のニーズが未知だったせいか
経費の面で一日で録ったのに対し、本作では6日もかけています。
ファーストが前英チャート30週(7ヶ月ちょい)1位と激売した結果でしょう。
レコーディングに費やした時間が長くなった分、サウンドは向上。
しかもシングル曲は一つも入れることなく、
つまりすべて新曲で14曲(8曲オリジナル、6曲カバー)を録ったわけです。
6日間で作詞と作曲とアレンジ。
「す、すごすぎる、、」
365日のうち"Please〜"と合わせて計7日レコーディング。
それ以外がほんとんどライブだったことを考えると、
次作"A Hard Days Night"に繋がる(フレーズ然り)のも納得できます。
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オリジナルは、モノラル版が普及版としてリリースされています。
(前回記載の通り、当時はステレオを聴く機材が高価だった)
1987年のCD化の際にデジタルリマスターされたわけですが、
それと何が変わったか??
簡単に言うと、「PLEASE PLEASE ME」と同様に2トラック機材でレコーディングされているため、
ステレオ版ですと、スピーカーの左からカラオケ、右からは歌が聴けます。
まだ今回のモノラルリマスター版を聴いていませんが、
個人的にはモノラル版の方が左右から同じものが流れている分、
迫力があってすごくライブ感溢れるサウンドが聴けると思います。
そもそもこのセカンドアルバムまでは一発録りが基本だったようですからね。
4人がせーので歌と楽器を奏でる訳です。
聴き手としては、わざわざステレオにする必要はないでしょう。
ちなみにステレオ版も少数ですがリリースしているのは、
声(ボーカル)と楽器(カラオケ)の音量を調整するため2トラック必要で、
その際それぞれ(各トラック)のバランスをとりモノラルにミキシングしているわけですが、
「まぁ、ステレオも作れるよね」という軽いノリで、主に音に拘る人向け(当時はクラシック愛好家がメイン)に作ったようです。
今となってはマニアの中では希少価値が付いており、
"Please〜"と同様○百万円するレコードもあるとかないとか。
またモノラル版のときに触れますが、"Please〜"のオデオン製の盤が赤いレコードは、
もっともっともっと高値で取引されているそうです。
奥深い。。
私は、当時のグッズやレコードにあまり興味はないのですが、
"Please〜"のオデオン製の盤が赤いレコードだけは手に入れたい!
なんて思ったりしているんですけどね、、
そんなときだけ、
Money, that's what I want♪
あと一つ、仮説として個人的に思っているのは、
"Please〜"に比べ音の迫力が少なくなっているような気がします。
これは、おそらくレコーディングの手法に起因するところで、
同じ2トラックレコーディングでも、例えばこんな感じで
まずは、トラック?とトラック?に歌とカラオケを分けて録音、
次に、?と?を編集する。
さらに、?に?の音源を重ね、空いた?に追加で新たな音を入れる。
といった手法を採ったために、"Please〜"より臨場感がなくなったのかな?
と思っていますが、いかがでしょうか??
上記の手法は当時よくやられていたことで(今も私はやっている)、
そんな面倒を解消するために今では32トラックとか64トラックとかが
普通になっているんですけどね。。(一般庶民の家には入らないっす、、)
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[収録曲]
1. イット・ウォント・ビー・ロング
2. オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ
3. オール・マイ・ラヴィング
4. ドント・バザー・ミー
5. リトル・チャイルド
6. ティル・ゼア・ウォズ・ユー
7. プリーズ・ミスター・ポストマン
8. ロール・オーバー・ベートーヴェン
9. ホールド・ミー・タイト
10. ユー・リアリー・ゴッタ・ホールド・オン・ミー
11. アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン
12. デヴィル・イン・ハー・ハート
13. ナット・ア・セカンド・タイム
14. マネー
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次回は、サードアルバム「A Hard Days Night(ステレオ版)」からお送りします。
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