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【NO.30】ビートルズ、カタログリマスター記念☆☆ =第三話=
過去の関連記事はこちら↓↓
・ 第一話 : PLEASE PLEASE ME (ステレオ版)
・ 第二話 : With the Beatles (ステレオ版)
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第三回は、初の映画出演作"A HARD DAY'S NIGHT"で同名アルバムとなった
「A HARD DAY'S NIGHT (ステレオ版)」からお届けします。
この映画。
私が大好きな映画の一つで常にフェイバリットベスト3に入っています。
(大概1位ですけど、たまに変わるのは韓流のせい??)
ちなみに2009年9月27日現在のベスト3は、、
□ 僕の彼女を紹介します (主演 : チョン・ジヒョン)
□ A HARD DAY'S NIGHT (主演 : ビートルズ)
□ 夏の香り (主演 : ソン・イェジン)
韓流2タイトルに交じって健闘しています。
1964年リリースですから発売から今年で45年。
2000年にDVDで再発され、今も色褪せずに残り(モノクロですが、、)、
そして私のようなリアルタイムでない世代にも支持されているという事実は
ビートルズが如何に魅力的な存在だったかを物語ることになるのでしょう。
(魅力、ここがポイントで魅力が尽きないから語られ続けるんだと思います)
仕舞った!これは、映画"A HARD DAY'S NIGHT"だけに言えることではなく、
ビートルズに関わること全般に言える話です。
ついつい話が飛躍しすぎました。失敬、失敬。
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さて、1964年7月にリリースとなった本作は前述の通り、
主に映画用に作られた曲が収められたサウンドトラック的な存在になっていますが、
映画の存在を知らない方でも、ビートルズの3枚目のアルバムとして充分に聴けると思います。
ビートルズを前期中期後期と3つの時代に分けると、
一般的には、前期で一番評価されているアルバムに当たります。
ちなみに私のお気に入りは、前期ではファーストアルバムの"Please Please Me"。
せーのでの一発録り録音が荒々しい半面、サウンドにパワーを感じてしまいます。
何だかんだいって、全13枚を聴いてまた初めに戻ってくるファンの方も多いのではないでしょうか。
年齢や聴く時期によって、フェイバリットな時代が変わってくるのもビートルズの魅力でしょう。
(如何、如何。今日は話が脱線しやすいですなぁ。)
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話を戻して、、
前作"with the beatles"から8ヶ月後のリリース。
ビートルズにしては少し空いた感はあるでしょう。
その間、何をしていたか。
そうです。冒頭でもあったように映画の撮影をしていたわけです。
"A HARD DAY'S NIGHT"のタイトルトラックの通り、ビートルズには休む暇を与えられなかったんですねぇ。
あー、忙し、忙し、、
ミュージシャンが映画に出るというは、当時の流行りで出演できれば一流といった風潮もあったようです。
ビートルズもエルヴィス・プレスリーやリトル・リチャードを観て映画出演に憧れていたみたいですね。
何故そんなに映画の話ばかりするかというと、
「動くビートルズが広く知られた」ということがポイントだからです。
当時は、今の時代のように映像媒体が多く存在していなかったため、
曲は知っていても、ジャケットをみてどれがジョンでどれがポールでなんか知っている人は少なく、
エドサリバンショー(ビートルズ出演時の視聴率は70%を越えたとか)のようなテレビ出演でもちょっとした会話に加え、
演奏しているビートルズしか映らないわけですから、映画を通して動くビートルズを観れるということは、
当時のファンにとってはとても刺激的なことだったはずです。
そして、映画"A HARD DAY'S NIGHT"のさらに優れていたことは、
4人のそれぞれの個性をキャラクターとして打ち出せたことにあると思います。
ジョンはリーダー的だけどお茶目な存在、ポールは行動派でインテリ、
ジョージは物静かなおしゃれさん、リンゴはほのぼのでみんなの癒し役、
多少演技的なところはあるかもしれませんが、今でもこのキャラクターのイメージが定着しているは、
マネージャーのブライアン・エプスタインや映画監督のリチャード・レスターの手腕によるところが大きいでしょう。
とにかく、騙されたと思って観てみて下さい!
映像とサウンドからビートルズを体感できる作品です。
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ここからが今回の企画の主題。
「前置き長げーよ!」と思った方、これでも抑えているのでご勘弁を。。
前2作までが2トラックレコーディングだったのに対し、
本作から4トラックにグレードアップされ、サウンドにより広がりが出ています。
(デビュー当時から4トラックレコーダーはあったようですが、当時は2トラックで十分と考えられていた)
例えば、トラック1にドラム、トラック2にベース、トラック3にギター、
トラック4にボーカルといった具合にそれぞれの楽器を別のトラックに録音できるので、
演奏をミスしたときや各楽器のボリュームやトーンを調整する作業が格段に上がります。
また本作もオリジナル版はモノラルでのリリースが主流でした。
今回CDでは初リリース(厳密には2004年頃にアメリカ版で発売されている)のステレオ版。
もとが4トラック録音なので、前2作より違和感なく聴けますよ!
モノラル版に比べ前に出る感じは劣りますが、
ごく簡単にいうと音が4方向から聴こえますから、臨場感の点ではステレオ版の方が勝ります。
特に、映画の中でビートルズが電車の中で[恋する二人]を演奏する1シーンとマッチしているのはステレオ版ではないでしょうか。
(ちなみにかなり余談ですが、この1シーンの撮影で出会ったのがパティ・ボイドで、
後のジョージ・ハリスンの奥さんになります。
しかし数年後離婚し今度はエリック・クラプトンの奥さんになり、さらに離婚するのですが、
当時は誰もそんなことは予測できなかったことでしょう。
この辺りの話もいつの日かということで。)
一方、[恋におちたら]や[すてきなダンス]は、ステレオ版では臨場感がありすぎて(エコーかかりすぎじゃない?)あまり好んで聴こうと思いませんでしたね。
やっぱり突き詰めればやっぱりモノラル版の方が聴いていて燃えます。
最後に楽器面では、ジョージ・ハリスンが使用した12弦ギターが大きく貢献しているでしょう。
通常6弦のギターにさらに1オクターブ上の弦がそれぞれの弦の下に付いているわけです。
弾き方は6弦と同じですが、1オクターブ上の弦も一緒に抑えるので必然的に倍音が発生し、
サウンドが煌びやかになるのです。
タイトル曲"A HARD DAY'S NIGHT"のイントロの、
「じゃ〜〜〜〜ん」
の音がそれ。
コードGsus4/Dのフォームで一発「じゃ〜〜〜〜ん」とやるだけで
聴く人を惹きつける魔法のコードをさらに12弦で弾く発想に感服です。
ギターの練習をするときは無意識に何度も弾いてしまうのは私だけでしょうか。
無性にビートリたくなってきました。
では今日はこの辺でお開きにさせて頂きます。
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[収録曲]
1. ア・ハード・デイズ・ナイト ★
2. 恋する二人 ★
3. 恋におちたら ★
4. すてきなダンス ★
5. アンド・アイ・ラヴ・ハー ★
6. テル・ミー・ホワイ ★
7. キャント・バイ・ミー・ラヴ ★
8. エニイ・タイム・アット・オール
9. ぼくが泣く
10. 今日の誓い
11. 家に帰れば
12. ユー・キャント・ドゥ・ザット
13. アイル・ビー・バック
※ "★"は、映画使用曲。
※ 劇中では、その他「with the beatles」から[アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン]、[ドント・バザー・ミー]、[オール・マイ・ラヴィング]の3曲と、シングルから[シー・ラブズ・ユー]の1曲が使用されています。
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次回は、4thアルバム「BEATLES FOR SALE(ステレオ版)」からお送りします。
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