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【NO.53】ビートルズ、カタログリマスター記念☆☆ =第十二話=

大人気サイト「台湾トコトコ日記」のフェードアウト的終了から3年。ついに第二弾が開幕!なんとこの間、台湾人の妻と結婚し、旅もよりディープ?な方へ。このブログでは、台湾やアジア諸国の情報に加え、マイレージの貯め方やポイントサイトの利用方法など、日本人夫と台湾人妻が実践している日常生活の知恵なども綴っていきます。夫婦共々どうぞよろしくお願いします(^- ^ )

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  •  投稿日:2025-07-18
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【NO.53】ビートルズ、カタログリマスター記念☆☆ =第十二話=


過去の関連記事はこちら↓↓
・ 第一話 : PLEASE PLEASE ME (ステレオ版)
・ 第二話 : With the Beatles (ステレオ版)
・ 第三話 : A HARD DAY'S NIGHT (ステレオ版)
・ 第四話 : BEATLES FOR SALE (ステレオ版)
・ 第五話 : HELP! (ステレオ版)
・ 第六話 : RUBBER SOUL (ステレオ版)
・ 第七話 : REVOLVER (ステレオ版)
・ 第八話 : Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (ステレオ版)
・ 第九話 : Magical Mystery Tour (ステレオ版)
・ 第十話 : The BEATLES (ステレオ版)
・ 第十一話 : Yellow Submarine (ステレオ版)

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さぁ、今週も始まりました。ラヂオ!リュン・レノン!!

本日は急遽拡大版で、2話続けて解説したいと思います。

なぜ拡大版かって?

・・・う〜む、気分ですかね。

"YOUR MATHER SHOULD KNOW!"

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さて、12回目の今回は後期の名作"Abbey Road"からお届けします。

過去の記事からもおわかりの通り、1967年の"Sgt. Pepper's"リリース以降のビートルズは

以前ほどバンドとしての結束力が薄れ、個々がビートルズというバンドの専属アーティストのようになっていました。

これは人間関係の問題(ジョンが女性であるオノ・ヨーコをスタジオに入れたことを含め)もあると思いますが、

レコーディング技術の向上ということも要因として上げられます。

特に1968年リリースの"The BEATLES"以降は8トラックレコーダーが導入されたことで、

メンバーが全員揃わなくてもレコーディングができるようになりました。

本人たちも(特にポールが)「どげんかせんと如何!」と何となく(そしてゆる〜く)思っていたようで、

結果、一番思いの強かったポールの提案で始まったのが"GET BACK セッション"なわけです。

これは今では"LET IT BE"としてリリースされているアルバム作りの一連のセッションで、

デビュー当時のように一発録り(せーの!で全員が演奏する)形式で行われたのですが

やはり思うようにいかなかったようでお蔵入りになってしまいます。

(この辺りの話は次回の話で)

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というわけで、本来はレコーディング時期は"LET IT BE"が早かったのですが、

"GET BACK"セッション終了後の1ヶ月後に新たに本作"Abbey Road"のセッションが始まるわけです。

そして、ビートルズとして(4人での)最後のセッションとなってしまいます。

このことに関してジョージ・ハリスンは後の回想で、

「そういう雰囲気はあったけれど、これが最後のアルバムになるとは思っていなかったよ。」

と言っています。たくさんあるこのアルバムの解説文には、

"ビートルズ最後の結束!"

なんてこと(またはそれに近い表現)が書いてありますが、

それは結果論で、当人たちは"感じはしてはいたものの最後とは思っていなかった"というのが正しいと思います。

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ただ、"The Beatles"以降の二の舞にはならないようにということは全員意識していたようで、

本作は8トラックレコーダーが使われているものの"The Beatles"よりコンパクトに作業が進みました。

ちなみに8トラックレコーダーですが"Abbey Road"では従来使っていた真空管タイプではなくトランジスタの8トラックであったため、

"Sgt. Pepper's〜"で録り入れたような実験的なレコーディング手法をところどころに使いつつも

他のアルバムに比べ全体を通して音が貧弱になっています。

(レコードで比べてみるとわかりやすい。真空管の方が暖か味や音の厚みがありますよ!)

この時代まだ数台しかなかったムーグシンセをジョージが持ち込み、

"Maxwell's Silver Hammer"、"I Want You (She's So Heavy)"、"Because"、

"Here Comes the Sun"で使われているのですが真空管でこのサウンドを聴きたかったものです。

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レコーディング中にはジョージがヨーコを怒鳴りつけたり、リンゴがまた拗ねて2日間いなかったりと

少しはいざこざがあったようですが、総じて円滑に進みレコーディングを終えました。

そして、1969年9月に発売されイギリスでは17週、アメリカでは11週1位になりました。

(ちなみに18週目に1になったのはキングキリムゾンのデビューアルバム)

プロデュースは主にジョージ・マーティンですが不在のときが多く、

エンジニアたちが主に行っていたのですが、最終的な曲順や微調整を行ったのは仕事人ポールです。

"The BEATLES"よりはまとまってはいたもののアルバムとしてトータル性に欠けつつあった部分を

B面をクラシックでいうと小組曲にした手腕はポールならではだと思います。

おそらくジョンはあまり好まなかったと思いますけれどね。。

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↓収録曲↓

1. Come Together
2. Something ← プロモを見ると涙腺が緩みます
3. Maxwell's Silver Hammer
4. Oh! Darling
5. Octopus's Garden ← この中で一番好き(数少ないリンゴ作曲の曲)
6. I Want You (She's So Heavy)
7. Here Comes the Sun ← 名曲中の名曲!
↓ここからB面↓
8. Because ← ジョン・ポール・ジョージの3声を4回オーバーダブ!
9. You Never Give Me Your Money
10. Sun King
11. Mean Mr. Mustard
12. Polythene Pam
13. She Came in Throught the Bathroom Window
14. Golden Slumbers
15. Carry That Weight
16. End ← ジョン・ポール・ジョージのギターバトルはここでしか聴けません! 
17. Her Majesty

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続けて、"LET IT BE"からお送りします。



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