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大人気サイト「台湾トコトコ日記」のフェードアウト的終了から3年。ついに第二弾が開幕!なんとこの間、台湾人の妻と結婚し、旅もよりディープ?な方へ。このブログでは、台湾やアジア諸国の情報に加え、マイレージの貯め方やポイントサイトの利用方法など、日本人夫と台湾人妻が実践している日常生活の知恵なども綴っていきます。夫婦共々どうぞよろしくお願いします(^- ^ )
【NO.54】ビートルズ、カタログリマスター記念☆☆ =第十三話=
過去の関連記事はこちら↓↓
・ 第一話 : PLEASE PLEASE ME (ステレオ版)
・ 第二話 : With the Beatles (ステレオ版)
・ 第三話 : A HARD DAY'S NIGHT (ステレオ版)
・ 第四話 : BEATLES FOR SALE (ステレオ版)
・ 第五話 : HELP! (ステレオ版)
・ 第六話 : RUBBER SOUL (ステレオ版)
・ 第七話 : REVOLVER (ステレオ版)
・ 第八話 : Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (ステレオ版)
・ 第九話 : Magical Mystery Tour (ステレオ版)
・ 第十話 : The BEATLES (ステレオ版)
・ 第十一話 : Yellow Submarine (ステレオ版)
・ 第十二話 : ABBEY ROAD (ステレオ版)
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さっ!始まりました!
初の2話続けてのラヂオ!リュン・レノンの2回目!!
2話続けてとなるとビートルズ好きの私だからこそアルコール依存症になってきて
ついついビールを冷蔵庫に探しに行ってしまいます。
ごくごくごく・・・
2回目はビールを4本飲んでイケイケなリュン・レノンよりお届けしま。ひっくっ。 ← 平和に我らを!オラにビールを!
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さて、第13回はビートルズ13枚目(正式?には12枚目)のアルバムで
事実上最後となった"LET IT BE"からお届けします。
発売は1970年5月。
ビートルズの解散が同年4月ですから解散の1ヶ月前に発売されたことになります。
とは言っても、計画的に4月に解散する予定はなかったと私は思っています。
5月に"LET IT BE"がリリースされることは決まっていて、たまたま4月に解散になった
という方が当時の状況を考えると妥当だということです。
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ポールが4月10日にマスコミに対し脱退宣言をしたことで解散となったのが定説ですが、
(これを発端にビジネス上のトラブルも含めメンバー間の裁判生活が始まる)
これまでビートルズを続けるために他のメンバーを(半ば強引に)引っ張ってきた本人ですから、
ジョン・ジョージ・リンゴが宣言するのならともかくポールが脱退宣言するというのは
相当メンバー間でうまくいっていなかったことがわかります。
リンゴは"The BEATLES"で一時脱退、今度はジョージが本作"LET IT BE"で一時脱退する中、
ジョンだけがどの資料を読んでも脱退したことは記載がありません。
初期ビートルズでリーダー的存在だったジョンですが、後の話では
「ビートルズを辞めるつもりはなかった。」
と言っています。事実上最後までビートルだったのはジョンです。
そしてそのジョンも1980年12月に暴力によってこの世を去り、
ジョージも2000年に暴力が原因でこの世を去り、
4人のビートルが集まって新しいものを生み出すことは永遠に奪われてしまったわけです。
自分が意図しないことによって、、
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話が飛躍しすぎましたが、酔っ払いっているのでご勘弁下さい。
ラブ&ピースでいきましょう!
さてさて、このアルバムが作られた背景ですが、やる気満々のポールの提案で
原点に戻って(GET BACKして)休止していたライブ活動(テレビ放映用のコンサート)を行うというアイディアにジョンが意外にも乗り気で、
セッションの始めから仕上がりまでを映画に収めるためにアビーロードスタジオではなく、
普段テレビ撮影用として使用されているトゥイッケナムスタジオで始まりました。
しかしそこはレコーディングスタジオでないため、録音設備がそれほど充実しておらず、
セッション中には周りにカメラがあり、しかもだだっ広く寒いといった環境だったため、
次第に苛立ちが募り始め、トゥイッケナムスタジオでの撮影は中断されます。
奇しくもこの経験がポールの名作"Let It Be"や"Long and Winding Road"を生まれることになるのですが、、
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本作"Let It Be"は映画が前提で作られたLPです。
ですから"Let It Be"を知るにはまずは映画(今は廃版ですが・・・)を観るべきでしょう。
映画といっても物語的なストーリーではなく曲が完成するまでの過程を示した映画です。
ファンには堪らないはずなのですが、特に有名なシーンではポールとジョージが言い合いになり、
結果、ジョージが「またいつかパブで会おう」といってスタジオを後にする場面があります。
こんなところまで撮影されていてはビートルズではなくても堪ったものではないでしょう。
それにしても「またいつかパブで会おう」なんてジョージらしくどこか慈愛のある言葉だと思いませんか?
私だったらもっとストレートに「ふざけんじぇねぇ!辞める!」か"無言"かで出ていくでしょう。
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で、ジョン・ポール・リンゴの説得でライブはやらないことを前提にジョージが戻り、セッションが再開されます。
それでもやっぱりライブをやりたいポールはまたアイディアを思い付き、
アップルスタジオの屋上(ルーフトップ)でレコーディングを行う案を提示します。
関係者以外オーディエンスがいない環境なのでこれにはジョージも賛成し、
かの有名なルーフトップコンサートが始まります。
ここで録った音源は、"Dig a Pony"、"I've Got a Feeling"、"One After 909 "、
"Get Back"などで他にもスタジオで"Two of Us"や"Across the Universe"、"Let It Be"
"For You Blue"などを録っており、エンジニアのグリン・ジョンズが断片を拾って
"GET BACK"というアルバム名で一度まとめ上げたのですが、ビートルズ側が気に入らなく、
数週間後に[ウォール オブ サウンド(音の壁)]と形容されるプロデューサー、
フィルスペクター(現在多々あって刑務所に)へジョンが他のメンバーの同意なしに渡し再編集されます。
(このときマーティンが何をしていたかご存知の方、教えて下さい、、)
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結果"LET IT BE"はビートルズ最後のオリジナルアルバムとなり、
イギリスでは3週、アメリカでは4週チャートの1位になりました。
ちなみに、ビートルズ最後の(90'sの2曲は除く)レコーディング曲は、
ジョージが作った"I ME MINE"でこの曲にはジョンは他国にいたため参加しておらず、
めずらしくジョージとポールのコーラスワークを堪能することができます。
最後のレコーディングに最後までビートルだったジョンがいなかったのも運命の悪戯なのでしょうか。
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フィル・スペクターのプロデュース版は本来ビートルズが望んでいた形ではないという経緯から
ジョージの遺言もあって2003年には"LET IT BE...NAKED"なるものがリリースされました。
もちろん私も発売日に買って何回もCDプレイヤーを回したのを覚えています。
"NAKED"とは"裸の"という意味で、それまで続いたオーバーダブの手法を止め、
できるだけ初期のようにバンドの音に近い形でとアルバム作成前からのルールに戻り、
余計なものを取り除きまたは差し替えたものがこの"NAKED"になります。
曲順も当時のオリジナルとは異なりますが、"NAKED"の方は特にルーフトップで演奏した部分に差し替わっており、
極めて臨場感が増していると感じ取れると思います。
特に5曲目からの8曲目にかけての、"Two of Us"⇒"I've Got a Feeling"
⇒"One After 909"⇒"Don't Let Me Down"は初期ビートルズに原点回帰したようなサウンドを聴かせてくれます。
ちなみにが多くて恐縮ですが、"One After 909"はビートルズがデビューする前から持っていた自作曲で、
ようやくラストアルバムで日の目を見ることになりました。
レコードでしたらデビュー前のライブ音源が今でも手に入りますので興味があられる方はぜひ聴いてみてはいかがでしょうか?
同じ曲でデビュー前と解散時で比べられる曲ってこれしかないと思いますので。。
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収録曲
1. Two of Us
2. Dig a Pony
3. Across the Universe
4. I Me Mine
5. Dig It
6. Let It Be
7. Maggie Mae
8. I've Got a Feeling
9. One After 909
10. Long and Winding Road
11. For You Blue
12. Get Back
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次回は、アルバムに収められていないシングルの総集版"PAST MASTERS"からお届けします。
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