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大人気サイト「台湾トコトコ日記」のフェードアウト的終了から3年。ついに第二弾が開幕!なんとこの間、台湾人の妻と結婚し、旅もよりディープ?な方へ。このブログでは、台湾やアジア諸国の情報に加え、マイレージの貯め方やポイントサイトの利用方法など、日本人夫と台湾人妻が実践している日常生活の知恵なども綴っていきます。夫婦共々どうぞよろしくお願いします(^- ^ )
カテゴリ:◆ マレー鉄道トコトコ日記(2010年3月)
2010-04-24
◆ マレー鉄道トコトコ日記(2010年3月)
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【7日目:タイのとある町 ⇒ クアラ・ブス(マレーシ
2010-04-23
◆ マレー鉄道トコトコ日記(2010年3月)
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【7日目:タイのとある町 ⇒ クアラ・ブス(マレーシ
2010-04-18
◆ マレー鉄道トコトコ日記(2010年3月)
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【6日目:ペナン島 ⇒ タイ入国、3月21日(日)】
2010-04-17
◆ マレー鉄道トコトコ日記(2010年3月)
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【6日目:ペナン島 ⇒ タイ入国、3月21日(日)
2010-04-16
◆ マレー鉄道トコトコ日記(2010年3月)
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【6日目:ペナン島 ⇒ タイ入国、3月21日(日)】
【NO.74】爽快!マレー鉄道日記 (2010) ☆☆ - 第十五話 -
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【7日目:タイのとある町 ⇒ クアラ・ブス(マレーシア東海岸)、3月22日(月)】
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⇒ 一昨日と同じ運命をたどらないようにマレー鉄道が停まるパシル・マスでバスを降り、事前に列車の切符を買い再びバスに乗りクチル島方面へ向かいます。
13時30分にパシル・マスを出発し、16時東海岸の主要都市コタ・バルへ。
16時30分にコタ・バルを経由し、18時クチル島へのボートが出ている町クアラ・ブスへ到着。
バスに乗っている間は一緒になった少年とずっとリモコンヘリの話や小澤マリアが逮捕された話をしていたので楽しく過ごせました。
クアラ・ブスに到着し、船着き場を探しているとおばちゃんが手招きしていたので着いていくと、
「島に行きたいんだろ?もう今日の便は終わったけれどちょっと待ってて。特別に聞いてあげるから。」
イスラム教徒のおばちゃんのモーターサイの後ろに乗せて貰って船着き場まで行き、交渉してくれたのですがダメでした。
「今日はダメみたいね。明日8時に出るから今日はここの宿に泊まりなさい。」
⇒ 18時15分。安宿到着!今日はぐっすり寝れそうです。ファンがガタガタいっていたので暑かったですけれど隙間風で常夏らしく汗をたくさんかいて寝ました。
⇒ 1日半に食べたまともな食事、何かです。肉に細かい骨が入っていて注意深くたべました。
⇒ 水が出されたのですが危険だと思い、敢えてパッションフルーツを頼みました。確かにパッションなのですが水で薄めた味でした。。
⇒ 明日はいよいよボートでクチル島へ向かいます。
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【本日の費用】・・・RM1=約27円、B1=約2.8円
・ 食費 RM16、B20
・ 交通費 RM95.8、B114
・ 宿泊費 RM20.0
・ お土産等
・ トータル : RM131.8+B134.0(= 3,900円)
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では、また次回をお楽しみに。
HAVE A NICE DAY!!
【NO.73】爽快!マレー鉄道日記 (2010) ☆☆ - 第十四話 -
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【7日目:タイのとある町 ⇒ クアラ・ブス(マレーシア東海岸)、3月22日(月)】
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暗闇の中、蛍光灯一本の屋根の下にいたタイ人の男に連れられ国境を越え、
半信半疑でようやくたどり着いたのがここ泰馬旅社。
シャワー、テレビ、バスタオル付きのこれまでで何だかんだで一番安くていい部屋に感激しながら、
5時のバスに乗り遅れないように就寝しようとしゴキブリと対面したのが23時30分。
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【旅のルート】
⇒ 画面左上の赤丸がハジャイ。そこから東に延びる黒の線がタイ国鉄。今日は画面右上の赤丸クアラ・ブスまで進みます。
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結局、電気を消すとゴキブリがごそごそ音を立てるのが恐ろしくて、
電気を着けたままベッドの上で横になり、レム睡眠状態の極めて覚醒気味の波形モードで過ごします。
バスは5時。ここでバスが行ってしまったなんてことはもうあり得ません。
(少なくとも言葉が通じれば別なのですが、、)
早朝3時30分。仕度を始め泰馬旅社を出ようとしたのが4時。
「あれ??フロント真っ暗だし、入口も開いてないぞ??」
どうしてこうもピンチが続くんだろ。。
とにかくここから出ないとバスに乗れないので一生懸命他の出口を探します。
⇒ 見つけました!裏口は閉まっていたのですがこの隙間から抜けました。
「そういえば部屋のカギはどうしよう?」
まだバスが来るまで時間がありホテルの管理人がそのうち起きて来てくれるだろうと思い
言われた場所でバスを待ちます。
⇒ ここが言われたバスが停まる場所。そうです。安宿の前です。怪しい。。
5時15分を過ぎてもバスは来ません。
真っ暗でタイのどのあたりの何という町にいるかもわからない状況でふわ〜っとしながらとにかく待ちます。
寝ていないのと気を張っていないという葛藤でだんだんハイになってきました。
「それにしてもバス遅いなぁ。」
何せ言葉が通じないので昨日の夜の会話は実は解釈を間違えていたのでは?と不安がよぎり
安宿の入口の柵を揺らし軽く音を立ててみようとしたら思いのほか轟音が鳴り、
中からタイ人の管理人が現れます。
「ソリー、ソリー、、」
「キー」
鍵を渡し、「ファイブオクロック??」と指を5本開き伝わらない英語を聞くと頷き部屋へ帰っていく管理人。
すまんね。管理人さん。激しく起こしてしまい。。
⇒ 引き続き安宿の前のイスに座ってバスを待ち続けます。
⇒ 早朝5時30分のタイのとある町。
5時45分。
「これは行っちゃったのではないか?いやでもこれだけ待って来ないということはバス停がここではないのでは?」
自問自答しながら時折聞こえてくる車の音に耳を向けながら待ちます。
「だいたいこんな安宿の前にバスが停まるだろうか?」
足を蚊にさされ始め、「やばいぞ!!東南アジアの蚊は手遅れになると死ぬし!」
ここまでの旅の中で[蚊にさされたら病院へいきましょう]ポスターをたくさん見て来た私は
びびりまくりで常備薬のムヒを患部に塗ったくり赤みが引くのを祈ります。
(今生きているということは何とか大丈夫だったということですね)
⇒ バス停がここではない!と判断し町をウロついていたらセブン-イレブンを発見!!
中学生らしき店員さん(東南アジアは低学年の学生もオールナイト働けるようです)に英語で話しかけてみます。
「ハジャイ行きのバスはいつ頃どこに来るの?」
「5時にここの前だよ。」
「5時にここの前ね?ホントに5時にここの前ね?」
「そうですよ。」
中学生のまだあどけない少女は笑顔で答えてくれます。
さすがほほ笑みの国タイ。ハイな気分が別の種類のハイな気分で満たされそうになります。
⇒ セブンの前で待っていると写真?のら犬に吠えながら疾走。(何回かシャッターを押したのですが犬の勢いが激しくてすべてブレました。。)
⇒ セブンの前で待っていると写真?6時。朝市の準備のおばちゃんがバイクで登場。
そういえばもう6時。
ここで実は気付いたんですね。マレーシアとタイは時差が1時間あることを。
やられましたね。どおりで安宿の管理人も起きていなかったし当然バスも来なかった訳ですね。
⇒ セブンの前で待っていると写真?6時15分。さらにおばちゃんたちが増えてきます。
「すいませーん。バス来ないんですけどー。」
「あれ?おかしいねー。」
「ここに5時に来るんですよね?」
「そう。」といい、セブンの外まで出て来てくれる少女。
「あそこに電話ボックスがあるでしょ?そこよ。」
え?セブンの前じゃないのかよ!?と思いつつ、200m先にみえる電話ボックスまで行ってみます。
すると、少女が遠くから何かを叫びながら「もっとあっちよ!」といった感じのジェスチャーをしながら近づいてきます。
どゆこと?電話ボックスってさっき言ったよね?と思いながら少女についていくと、
【バス発見!!】
早朝6時45分。
長〜〜〜〜い一日が終わりました。
少女に何度も「コップンカァーップ、コップンカァーップ」と言って別れ、バスへ乗り込みました。
それにしても最初は安宿の前に5時、次にセブンの前に5時。
結局、5時45分にバスは出発しました。
ということはマレーシア時間で4時(タイ時間で3時)から待っていたわけですから、
2時間45分異国の早朝をぷらぷらしていたわけですね。
変なテンションでしたけれどいい思い出です。
⇒ あじあ〜んな1シーン。タイに来るとよくみかける乗合バスと荷台に普通に乗っている市民たち。
⇒ ついに着きました!マレー鉄道西海岸線の(最終)駅ハジャイ駅です。
本当は6日目のペナン島のペナンヒルでケーブルカーが延長工事でなければインド人に出会っておらず、
予定どおりバタワースからマレー鉄道に乗れ余裕しゃくしゃくでタイの終着駅ハジャイまで来れたはずだったのに。
そんなハジャイ駅へ予定がない予定から1日遅れて到着です。
駅前でリンギットを一部バーツに変え、円/シンガポールドル/リンギット/バーツとちょっと国際人じゃね?とうれしくなります。
お金で物を買うというしくみ、またいつか話したいと思いますがとても興味深いです。
⇒ 半年ぶりのタイ国鉄の駅です。タイはシンガポールはもちろんマレーシアより物価が安くて助かります。
⇒ 約12時間ぶりの食事です。ジュースを選ぶと氷が入った袋に入れてくる形式です。アジアではよくある光景です。氷がお腹にあたる時があるので注意しましょう。
⇒ タイ国鉄の中?
⇒ タイ国鉄の中?今日も窓全開です。
⇒ タイ国鉄の中?この路線は国境に近いのでイスラム教徒もいます。
⇒ タイ国鉄の中?西海岸から東海岸へ抜ける路線。山の中を抜けていくので景色はまったく変わりません。
⇒ タイ国鉄の中?
⇒ 12時40分。目的地タイの東海岸のスンガイ・コロク駅に到着。
⇒ 線路に降りて線路沿いに歩きそのまま金網を越えて降車。駅舎はないのか。。
金網を越えると、モーターサイのおじさんたちがたくさんいました。
国境までの行き方がわからなかったので、おじさんと交渉して30バーツ(80円)で乗せてもらいました。
あの夜中の国境越え以来、モーターサイの後ろに乗ることに全く抵抗が無くなっていましたね。
⇒ タイ側の国境です。
ここではパスポートの履歴にトラブルがあったのかちょっと待たされましたね。
「カメラに顔を近づけて下さい。」
「近づけ過ぎです。もう少し離れて下さい。」
「あ、すみません。」
顔写真はパソコンで照合出来たようですが、履歴にトラブルがあったらしく、
複数の係官が集まってきてタイ語で討議が始まりました。
「何かありました?」
「うん。たぶん問題ないと思うから少し待っててくれ。」
結局通過できたのですが、一体あれは何だったのでしょうか。
自分の中ではシンガポールからマレーシアの国境を渡るときに写真を撮って激怒されたあの係官が何か面倒なことを履歴に残したなと今でも思っています。
⇒ タイの国境を越え、橋を渡ればマレーシアの国境はすぐそこです。係官がいないか確認して記念写真。
⇒ 再びマレーシア入国!と思いきや辺りには何もありませんでした。
⇒ しばらく歩くとスーパー発見!
スーパーの手前にいたおじさんにバス停の場所を聞くと、
「うしろに乗れよ!」
とお間に5才くらいの子供を乗せモーターサイの後ろに乗せてくれました。
モーターサイ、最高です!!
200mという短い距離なのに親切なおじさん!どうもありがとう!
この後、東海岸に浮かぶ孤島クチル島へ行くことに決めます。
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では、次回もお楽しみに。
HAVE A NICE DAY!!
【NO.72】爽快!マレー鉄道日記 (2010) ☆☆ - 第十三話 -
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【6日目:ペナン島 ⇒ タイ入国、3月21日(日)】
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18時15分。
バタワースから長距離バスに乗り込み国境の手前の手前くらいの町カンガーへ。
「何時に着くんだろ??」
列車の場合は事前に目的地までの各駅名がわかっていますし(ガイドブックに大概書いてある)、時刻表でだいたい到着時間もわかるので安心なのですが、
バスの場合ですと専門のルートマップがない限りどこで降りればよいかどれくらい時間がかかるのかわからないことが多いんですよね。
バスは路線が細かいので日本で売られているようなガイドブックにはその辺りの詳細はまず載っていないですし。
「さてさて、どーしたものか・・・」
マレーシアの日没は20時くらいで外はまだ明るい。
とはいっても日がだんだん傾いてきていて、それと比例して不安が増してきます。
バスの運ちゃんに到着予定時刻を聞きひとまず安心なのですがその後どうすればいいかは全然未定。
「成り行きに任せるしかないな・・・」
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【旅のルート】
⇒ さらに北上して画面左上の赤丸が国境の町パダン・ブザールでその下にある黒丸がカンガーです。
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【第一三回は、読むとその理由がわかると思いますが、写真がほとんどありません。。ご了承下さい。】
20時30分。カンガーへ到着。
辺りは既に真っ暗。
ガイドブックにはカンガーの情報は全く載っていなかったので
一刻も早くここから離れてマレーシア側の国境の町パダン・ブザールへ行く手段を考えます。
そもそもですね、列車に乗れていればこんなことにはならないはずだったのですが、
どうもペナンヒルでケーブルカーが延長工事で急遽地元のインド人の4WDに乗せてもらったあたりから歯車がくるってきたようです。
バスを降り、近くにいた係のおっちゃんに国境行きのことを伝えると、
「もうバスはないよ。」
「他に手段は?」
「タクシーしかないね。すぐそこにあるから行ってみな。」
「タクシーか、、ボラれるな。」
と思いながらも、もう辺りは真っ暗で土地感のない人間にとっては信じるしかありません。
「Hello. Can I get to the boarder?」
「△※○◇*□=※+○」
英語交じりのマレー語で返事が返ってきたので、全くマレー語がわからない私は必死に意思を伝え、
「パダン・ブザール?おーい、誰か国境までいくやついるかー?」
と、タクシー乗り場で客待ちしていた他の運ちゃんに呼び掛けてくれ、
興味津々に運ちゃんたちが集合してきたのですが結局誰もいませんでした。
、とその時、乗車希望の客らしき地元民女子3人が現れ運ちゃんと交渉を始めたので、
これは相乗り作戦でどうにかなるかも!うまくいけば安くすむぞ!っと思い声をかけたところに、
先ほどのマレー語と英語まじりのおっちゃんが「No, boarder.」
「・・・」わずかな光も一気に闇へ。
しばらく途方に暮れているとそこに一台のタクシーが。
またまた先ほどのマレー語と英語まじりのおっちゃん登場でどうやら事情を説明してくれたらしく、
20時40分。ようやく交渉成立となりました。
ボラれ覚悟でお金の交渉。少々高めでしたが今の自分が置かれた立場を考えたら決して高くはないと思います。
RM40。約1,080円。初めRM45で吹っかけてきたところをですからよしだと思います。
(こんな状況でもちゃんと交渉している自分って何気にちゃっかりしてると思います)
この交渉の時間は後から記録帳をみると約10分だったようですが、この時は1時間くらいに感じていましたね。
⇒ 初老の運ちゃんに、「カンガーからバダン・プザールまでは一どれくらい?」と聞くと、無言。「英語話せます?」と聞くと、ジェスチャーで手を振ったので話せないことを何となく察します。「これまたまずいことになったなぁ。どこか山奥に連れて行かれるのかなぁ」と思いながら外を眺めていると、ガソリンスタンドへ。この写真は運ちゃんがガソリンを入れにいった間に撮った写真です。運ちゃんを信じるなら国境まではそれなりにあることがわかります。
スピードは120km/時。窓は全開。
カーステレオから流れるマレー語のラジオ。
タクシーは真っ暗で他にあまり車がいない中を疾走します。
生ぬるい風が体にバシバシあたり、むしろこのあり得なさが少し不安を和らげてくれました。
とはいってもそれくらいでは金魚の糞くらいにしかならず、通じないのはわかっているのに、何度も
「ボーダー?ボーダー?」と意思を伝えます。気が変わられたり遠回りされても困りますからね。
21時20分。
真っ暗な道の真ん中でタクシーは停車。
マレー語とジェスチャーから国境はすぐそこでこれ以上は進めないことを察します。
さらに指をさすのでそちらの方を見ると、薄暗い蛍光灯の下に座っているタイ人らしき同年代の男が。
「あとはアイツに頼んでみろ」みたいなことを言われているようでした。
タクシーから降り、回りを見渡すと本当に何もない場所だということがわかり、非常事態パラメーターは一気に振り切ります。
それでもなんですけれどね、心の奥では意外に楽しんでいる自分もいたりするんですよね。
「Hello.」
「△※○◇*□=※+○」
「英語話せます?」
「△※○◇*□=※+○」
「国境を越えてハジャイに行きたいんですが。」
「△※○◇*□=※+○」
ダメだ!英語は一言も通じない。
通じるのはせいぜい3語。
”タイランド”、”マレーシア”、”チョップ”
ここからジェスチャー対決が始まります。
タイ人の男(顔立ちからしてそう思う)いわく、横にあったモーターサイ(バイク)を指差し
「マレーシア、チョップ、タイランド、チョップ」
それから右手を耳にあて寝るしぐさを。
ここまで書けばこの男が言いたいことは分かると思うのですが、
時刻は21時すぎであたりは本当に何もなく蛍光灯1本の屋根の下にいた男のことを信じていいのか。
しかも言葉が全く通じないときたらマイゴッドが何人いても足りないと思いませんか?
「オーマイガー」
しかし自分が置かれた状況を心の奥底にいる冷静な自分が分析してくれ、
この男を信じるしかどう考えても手段がないことをようやく理解します。
「How much?」
これは通じたらしく、
「ワンハンドレッド」というので、お金の勘定はできるのかと思いながら
「RM100なんてとんでもない!(2,700円ですからね)」
このヤローふっかけやがってという憤りを感じていたのですが結局okしました。
モーターサイの後ろに乗る前に記念撮影をしよう!と投げかけ
(これは好奇心もそうですが防犯にもなるんですよ)
2枚撮ったのですがどちらも蛍光灯だけでは光が弱すぎて映らず、
そんな私を見かねてか現地に着いたら撮ろうと言ってくれました。
あれぇ?てか通じてるし。不思議ですよね。言葉が通じなくてもだんだん分かり合えるようになってくるものですね。
と、ここまでこのタイ人の男をいかにも怪しい感じで綴ってきましたが、
そして結果何事も無かったから言えることだと思いますが、
目はすごく澄んでいて何とかしてあげようという気持ちも伝わってきましたし、
話している雰囲気ではこれを仕事にしているような慣れている感はあったので徐々に私も彼を信じる気になれたんですけれどね。
モーターサイに乗って1kmくらい。
まずはマレーシアで出国審査でチョップして貰います。
タイ人の男は係官と知り合いのようで笑顔で会話をしていました。
「悪い人ではないんだ。よかった〜。」
再びモーターサイに乗りタイの国境へ。
ここも難なく通過し、タイ人の男に寝る場所はどんなところがいいか聞かれます。
(右手を耳にあてるしぐさで察します)
「チープホテル」
これは通じたようでした。
さらに飯は食うか?女はいるか?といろいろ身の回りのことを気にしてくれすべて「ノーサンキュ」でホテルへ到着。
⇒ 泰馬旅社という安宿。英語表記から”泰”はタイランドのこと、”馬”はマレーシアのことだとわかります。
タイ人の男と安宿の亭主(この方も英語は話せない)も知り合いのようで(この辺りの仕事をしている人はたいてい繋がっているんですよね)
事情を説明してくれ、明日の5時にハジャイ行きのバスがくることを教えてくれました。
「5時って早朝?夕方?」と英語で聞くとこれもわからなかったようだったので(AMとPMさえわからない)、
時計を書いて説明し、ようやく早朝5時ということが確認できました。
「で、1泊いくら?How Much?」
「250」
高い!日本円にすると6,750円。
「エクスペンシィヴ」を連発しながらもう一度確認のため、財布からお金を取り出し、
紙幣を見せると意思の疎通が出来ていなかったことがわかりました。
どういうことかというと、海外で買い物をしたことがある方ならわかると思いますが、
例えば10ドル50セントだった場合、「テン、フィフティ」と言いますよね?
これをですね、この方々は読み方を間違えていて、「105」と言っていたわけです。
ですから、タイ人の男は初めからRM10のつもりで、安宿の亭主はRM25のつもりだったんですね。
一緒に紙幣を数えて謎がようやく解けました。
ボルどころか全然安いじゃん!初めからそう言ってよ。です。
⇒ この旅で唯一部屋にシャワーとバスタオルとテレビが付いている部屋でした。これでRM25。約680円です。本当にありがとう!タイ人の名前も知らない男よ。あ、安心しちゃって、一緒に写真を撮るのを忘れてしまいました。
明日は5時のバス。
乗り遅れたら堪ったものではありません。
シャワーで汗を流し、気休め程度にタイ語のテレビを見(これがなかなかおもしろかった)、時刻は23時。
⇒ テレビのリモコンの電池。どうやったらこんなに凹むのでしょうか。。残量も無かったので新しいものと交換してあげました。
ようやく落ち着きが訪れたかと思った矢先。
いつものようにリュックから中身をすべて出し整理しているとパスポートがありませんでした!!!!
「ない、ない、ない、ない、、」
記憶を辿り、半信半疑でロビーへ降りて行きます。
英語は通じませんが、「パスポート」を連呼していると理解してくれたようで、
何と引き出しから私の部屋番号の付箋を貼ったパスポートを取り出してくれました。
チェックインの時に渡しそのまま受け取りを忘れていたんですね。
この時ばかりは本当に本当に本当に本当に焦りましたよ。
野宿する覚悟はありましたが、パスポートがなくて日本に帰れないシナリオは考えてもいませんでしたからね。
というわけで、一難去ってまた一難。
23時に床に就いたのですが、ゴソゴソいうので起きてみると巨大ゴキブリが。
電気を付けて寝ることにしたのですが今日の日のことがあまりにも強烈な体験過ぎて、
とゴキブリがいつ攻め込んでくるか不安で結局一睡もできず4時に。
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【本日の費用】・・・RM1=約27円
・ 食費 RM12.4
・ 交通費 RM102.0
・ 宿泊費 RM25.0
・ お土産等RM3.0
・ トータル : RM139.4(= 3,800円)
※列車に乗れていれば交通費は全くかからなかったはずなのに。。
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では、また次回をお楽しみに。
HAVE A NICE DAY!!
【NO.71】爽快!マレー鉄道日記 (2010) ☆☆ - 第十二話 -
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【6日目:ペナン島 ⇒ タイ入国、3月21日(日)】
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⇒ 画面左上の赤丸がペナン島です。今回はペナンヒルからジョージタウンへ着いたところから始めます。
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地域が世界遺産に登録されている場合、たいていの観光客は困ると思います。
ギザのピラミッド群!とかチチェンイッツァ!とか法隆寺!とかであれば、
対象となる建造物がほぼ決まっているのでより深く理解しようとする時間があるのですが、
地域となると話は別でひとまず象徴的な場所へは行くのですがその後に困ります。
ここジョージタウンもそんな地域のひとつだと思います。
まぁ、「遺産、遺産!」なんて考えずのんびり街並みを楽しむのがよいのでしょうね。
そんなわけで、今日はジョージタウンを歩きます。
⇒ カピタン・クリン・モスクの裏口(というか横口)。今回の旅で唯一入場し(人生初モスク体験)、そして外見も気に入っているモスクです。ここでも方向音痴が炸裂して知らないうちに裏口から入っていました。靴を脱いで中へ入ると、管理人の方がいらっしゃったので「入口はどこ?」と聞いたら、「そっちじゃないよ。ここが正面だよ。靴を持ってらっしゃい」と親切に教えてくれました。
⇒ 管理人の方と仲良くなり中を案内して頂きました。「どこから来た?」「一人か?」「マレーシアはどうだ?」とおなじみのフレーズから入り、イスラム教についていろいろと教わりました。偶像崇拝をしない話はすごく共感できるものがありましたね。あ、この写真は唯一の人に撮ってもらった写真です。旅中は毎日こんな格好でした。最初だけの痛みに耐えた翡翠のブレスも映っていましたね。
⇒ しばらく歩くとマハ・マリアマン寺院がありました。今回はインド寺院はあまり見ようという気持ちがなかったので写真だけ撮って次へ向かいます。
⇒ 観音寺です。道教のお寺ですね。う〜む、台湾の龍山寺の方がカッコいいです。でもやっぱり台湾好きとしてはいちようお参りをしておきます。何故か道教のお寺って好きなんですよね。特に屋根が。
⇒ セント・ジョージ教会です。入口がわからなかったので入れなかったのですがここはビリビリな感じでした。何かがあったかいますね。
⇒ ペナン市庁舎です。1903年建設のイギリス統治時代の建物で今でも使われています。
⇒ コーンウォリス要塞(1805年建設)です。マラッカ同様貿易中継地だったので、他国からの侵攻を防ぐために植民地支配していた国(これはイギリス)が防御のために作ったものです。要塞の中にも入れるのですが、近くにいた欧米系のお姉さんに入口を聞いたら、「あそこだけれど、今日は日曜日だからお休みよ。」と教えてくれました。「…日曜日なんですね!」といったら不思議な顔をされました。
⇒ ビクトリア・メモリアル時計台です。1897年建設です。ジョージタウンは総じて18世紀末から20世紀初頭の建造物が多い印象でした。
⇒ ここがマレーシアだとは誰も思わないでしょう。
⇒ 15時から2時間30分ばかりのジョージタウン散策を終え、フェリー乗り場へ着きました。なんせ今日は自分の中ではタイに入国しなくちゃですからね、少し急ぎます。ちなみに、帰りはお金は取られませんでした。行きのバタワースで往復分払うってことだったんですね。
⇒ 船の中で。髪もボサボサですし(これは風のせいだと思います)、肌も激黒くなってきましたね。(光の加減のせいかな??)
⇒ 降船すると乗船を待ちわびた人々が柵の中で待っていました。動物園みたいで観察しているとおもしろかったです。
少し行くと、マレーシア国鉄のインフォメーションがあったので聞いてみます。
「次の列車は何時ですか??」
「どこ行きたいの?」
「タイのハジャイ」
「1時30分だよ。」
「え?1時30分?深夜のですか?」
「違うよ。明日の昼だよ。」
「本当ですか!?もっと早い電車はないんですか?」
「明日まで待つしかないね。どうする?切符買う?」
「考えてまた後できます。」
悲劇の幕が開けました!!!!!!!!!!!!!!!!!!
⇒ バタワースで時間を潰せる場所もないので列車は諦め、できるだけ北の方へ行こうと決めバスで行くことにしました。係の人にハジャイに行きたいことを伝えると、しばらく考えたあとに、「じゃあ、カンガーまでとりあえず行ってみたら?」と教えてくれたのでカンガー行きのバスを待つことにしました。それで、朝のお粥以降何も食べていなかったので、パイナップルと固いメロンとあと赤い何かを買ってがむしゃらにむさぼりました。
⇒ 18時。バスターミナルにバスが来るのかと思いきや、おじさんが「カンガ!カンガ!」と叫び出したのを皮切りにその後に人の列が出来ていたので着いていくと、ターミナルから200mくらい離れたバス停(といっても看板はない)で待つように指示がありました。私も含め(私が一番かも)、「え?ここなの?」って雰囲気で待っていました。自分でいうのも何ですが旅中はピンチになればなるほど意外に冷静になれる私。「写真撮っておくか」
⇒ 18時15分。バスが来ました!目的の乗り物が来ると安心しますね!!
さてさて、カンガーまでは2時間15分かけ無事辿り着いたのですが、ここからの交通手段はまだ決まっていません。
時刻は20時30分。
ハイライトに向け、ピンチが続きます。
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では、また次回をお楽しみに。
HAVE A NICE DAY!!
【NO.70】爽快!マレー鉄道日記 (2010) ☆☆ - 第十一話 -
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【6日目:ペナン島 ⇒ タイ入国、3月21日(日)】
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今日は『マラッカ海峡の歴史的都市』としてマラッカと共に世界遺産に登録されているジョージタウンがあるペナン島からスタートです。
ちなみに今日6日目は、10日間の中でありえないくらいハードなハイライトを経験した一日でした。
死ななくてほんとによかった、、
【旅のルート】
⇒ 画面左上の赤丸がペナン島です。南北24km、東西15kmとそんなに大きくはない島です。18世紀頃に東インド会社の貿易中継地として栄え、ヒンドゥー、イスラム、中国、西洋といった文化が混じり合った町です。マレーシアという国全体(特に西海岸)が融合色が強いですが、マラッカとペナン島(ジョージタウン)は極めてその影響が強く残る地域ということで世界遺産に登録されています。
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⇒ 7時30分。起床。今日こそ負傷者を出さないように気を引き締めて出発です。
⇒ 大東西楼。朝はやっぱり中華系のお店のお粥に限ります。
⇒ このお店はおばちゃん店員が点心やおかずが乗った台車を押して食卓を巡回する形式でした。
⇒ 肉まん系の台車を押していたおばちゃん店員にお粥があるか聞いたら、お粥の台車を押していたおばちゃん店員を呼んでくれて無事お粥をゲット。と、安心していたら肉まんおばちゃんが肉まんをテーブルの上に自然な装いで置いてきました。「えっ?」っと思ったのですが、お腹が空いていたので何も言わず食べ続けました。「あれ?肉まん2つもある!」と思いつつ、一つ目を平らげ2つ目を口にしたら同じ味でした。。肉まんおばちゃん…しかも中身は真っ黒い何か。あれは何だったんだろう。。ピータンかなぁ??
⇒ さて、腹ごしらえをしたところでペナン島の中心にある標高約700mのペナンヒルへバスで向かいます。
⇒ こんな人がごった返した狭い道も何のその。かっ飛ばします。
⇒ おらおらおらおら〜〜〜〜。
この日の夜にはタイに着きたかったので、バスから降りた後ペナンヒルの頂上へは奮発してケーブルカーで登る予定だったのですが、
入口が工事現場の看板で塞がれて入れませんでした。
工事のおっちゃん(インド人)に何度聞いても早口で聴き取りずらく、
「故障?」と聞いても「ノー」の一転張り。
さぁ、どうしたことかと途方に暮れていると新たなインド人登場!!
「How can I get to the top of the hill?」
「ケーブルカーはね、延長工事で今使えないの。歩くと2時間くらいかかるよ。」
「そゆことね!歩く以外に方法はあります??」
「ないねぇ。。う〜ん、じゃ、この車で連れてってやろうか?」
話が上手すぎるなぁ、どうするかなぁと迷いつつも、まぁその時はその時かと思い、
「OK! How much to the top?」と先に吹っかけてみると
「30RM」
やはりそうか。ケーブルカーは18RM。12RMを時間短縮と好奇心に費やすことに決めました。
もちろん頂上で降ろされたら惨事拡大なので、頂上で待ってもらう時間やお金の受け渡しについてはきっちり確認してからです。
⇒ 4WDの後部座席は軍用車のように向かい合って座る式になっていました。私が乗り込むとどこからかインド人Bと山の中で生活しているという地元民が乗りこんできました。インド人Aが運転、地元民が助手席、インド人Bと私が修行席という配列。インド人Bはかなりハイテンションで安くておいしいお店やペナンの歴史や通りすがりに見えた歴史的建物について解説してくれました。この写真からどれだけ激しい修行だったかがわかると思います。楽しかった〜。
⇒ 山頂へ到着。インド人Bと記念撮影。携帯電話のカメラがくるっとまわることに興味津々なようすでした。
⇒ ペナンヒル頂上からの眺め。何も見えません。。
⇒ 頂上というのにシリーズ?ヒンドゥー寺院
⇒ 左からガネーシャ、シバ、シバの奥さん(名前何だっけ??)、と誰だっけ??神様からゾウの顔をした子供が生まれるのか。不思議だぞー。
⇒ 頂上というのにシリーズ?イスラムモスク
⇒ 頂上というのにシリーズ?教会
⇒ 頂上滞在時間は40分の約束。ぷらぷらしていると小屋を発見!ちら見すると、インド人Bがいました。「ハロー!カミン!」「何してるんですか?」「インターネット関連のサーバーの管理だよ。」とまじめに答えながら、葉っぱを巻いたり潰したりしていました。「何それ?」「タ○マ。吸うか?」「ノ、サンキュ、おいしい?」「うまい」ってな感じでハイテンションな理由が判明しました。
⇒ 帰りは運転手のインド人Aと2人で下山。もちろん今度は助手席に。これまでの旅の話やペナン島の話、日本の話をしながら下り、次は近くの『ケク・ロク・シ寺院』というところへ行きたくてそのことを伝えると麓まで送ってくれました。結果として、30RM(= 800円くらい)以上の価値がありましたね。
⇒ 『ケク・ロク・シ寺院』。簡単にいうと、極楽寺です。風水スポットでもあります。拡大で撮っているのでわかりにくいですが頂上にある八角形の屋根の下にいる観音像はほんとうにバカでかいです。さぁ、そこを目指して歩きます。
⇒ 「あれ?観音像が下にある。」どうやら途中で道を間違えたらしく隣の山の頂上まで登ってしまったようです。このとき13時すぎ。1時間かけて山に登ったので腹ペコです。「・・・下るか、、」
⇒ 道は頂上まで舗装されていたのでどうやら車で上がるための道を歩いていたようです。途中にいたインド人に「頂上までどれくらい?」と聞いた私がいけませんでした。そもそも観音像は頂上より下にあったのですからね。。
⇒ 観音像発見!てか、門からここまでかなり急でした。腹ペコには耐えられない坂でした。それにしてもこの観音像の大きさわかりますかね?下にいる人間と比べてみて下さい。まじかに見るとデカイじゃ表現しきれないくらいデカイですから!
⇒ 観音様はやっぱり顔の表情をチェックしないといけませんね。笑ってる、笑ってると。口角が大切です。
⇒ ペナンヒルよりは随分視界が広がりました。
⇒ 風水スポットなのでお土産を物色していました。昨日トイレで戦死した翡翠のブレスレットを思い出し、色々このおばちゃんに聞きながら無事ゲットすることができました。翡翠なのでそれなりにするので「まけて」と言ったら日本時価の6分の1くらいまで下げてくれました。それにしても、今回は紐は一切使わない純翡翠リングだったので、装着するときはビニール袋をはめその上からギュっと滑らせて。「痛いっつーの!」「痛いのは最初だけ」奥が深いお言葉。ありがとうございました。
⇒ ここが極楽寺の中で一番のパワースポット。ビリっときましたね!
⇒ 「あれ?どんどん下に降りていく階段がある。」そうです。人用の道は実はこの階段だったようです。どおりで車しか通らないと思った。
⇒ さて、お次は世界遺産ジョージタウンへ向かいます。相変わらず狭い道をかっ飛ばして行きました。
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次回もお楽しみに!
HAVE A NICE DAY!!